【杉田水脈の男どき女どき】「拉致問題」について対談しました。
【杉田水脈の男どき女どき】三宅博、北朝鮮と総連とスパイ共に断固たる姿勢を![桜H28/3/2]
解説 (発言内容) 杉田水脈氏(以下杉田氏と略称)・・・今日はゲストに皆さんが大好きな三宅博先生にお越し頂きました。今日は関西弁で。 三宅博・・・年内でも北朝鮮の内部で相当な動きがあるかもわからない。体制変革というか金正恩さんの身辺にいつ何があってもおかしくないような状況。 金正恩さんがどうこうあるところで我々の関心を呼ぶところではないが、その時にもちろん国防上の問題もあるが拉致被害者をいかに救出するか、 その大きな変化を想定してそれなりの備えをやっておかなければならないのだが、果たして政府のほうがどの程度できているのか心もとない。 杉田氏・・・そのあたりを先を読んで動いていく動きをとてもじゃないが政府がやっているとは思えない。制裁とか解除とかその場その場でやっているようで。 拉致された人たちをどのように救出するのか、長いプランを練っているとは思えない。 三宅・・・戦後日本国内でスパイの摘発事件は相当あったのだが、その大半は旧ソ連・北朝鮮関係である。北朝鮮関係でも確か30~40件あった。 表に出た大型の件だけだが相当深く日本の社会に浸透している。特に政界に我々の想像の及ばないぐらいである。 杉田氏・・・私は自分が中に入ってみてすごい状況だと思う。 三宅・・・数年前に東京九段の朝鮮総連の本部に対して信用組合朝銀がお金を貸していた。大半が北朝鮮に流れた。 信用組合朝銀は破綻したのだが。その内朝鮮総連に表向きだけでも670億円ぐらい貸し付けている。 債権の保全の為にRCC債権回収機構が朝鮮総連の土地建物を競売に付すと決定、ところがなかなか、最初は鹿児島のお坊さんが競落し、代金を揃えられず断念、 そのあとはモンゴルのユーレイ会社、3回目は四国のマルナカさんが落として入手されたが、その建物を朝鮮総連系の出版会社が購入して現実には従前同様、朝鮮総連が全く変わりなく使用している。 この時に競売妨害行為があって、競売を邪魔する目的で二人逮捕された。誰が逮捕されたかというと土屋元日弁連会長、日弁連のトップ、もう一人は緒方元公安調査庁長官。 杉田氏・・・それってグルということですか? 三宅・・・一般では伺い知れない、我々でさえ実態把握できないぐらいの非常に強い北朝鮮の長年に亘る政界工作は相当なものがある。 公安調査庁といえば長年「回顧と展望」という報告書を作る。その要監視対象の一番最初にあるのは朝鮮総連及び北朝鮮の動向、そのあとに過激派の団体、中核派や革マル派、日本共産党もそう、 破防法は共産党が昭和20年代に暴力闘争路線を繰り広げたその時にできた。切っても切れないこの破防法の監視対象のトップに位置される一番危険な団体の妨害行為を取り締まる調査する方の元公安調査庁長官が捕まった。 それと日弁連の元会長、如何に深い彼らの工作の浸透ぶりが窺えるか、考えれば背筋が寒くなるようなことである。 杉田氏・・・三宅先生は国会で「こんなこと誰も言った人いないんじゃないか」といつもズバズバと斬りこんでいかれるが怖い目にあったことは? 三宅・・・そのようなことはありません。またこちらが襲われるということは相手陣営もそうなるということ。自分はある部分護られているという自覚もあるが。 国全体が良くなるということであれば、口先だけでなく身体を張った闘いになってもいいと思うが。 一昨年だったか、小泉元首相の元秘書官の飯島さんがBSフジテレビ局の放送に安倍総理の弟の岸さん、外務副大臣だった方と出演された。 その時に飯島さんが「朝鮮総連の本部建物は日本政府が買い上げて解決しないと拉致問題も何も前へ進みませんよ」と発言した。 日本政府が朝鮮総連に与えるとは何ということを言うのかと思った。 拉致の特別委員会でも「飯島さんってどんなお方ですか」とある程度分かっていたが牽制する意味で言った。 こういうことをBSフジテレビで発言されたと。 内閣の参与だから飯島さんに参与というのを任命する時にはそれなりの彼の役割というか、なぜ参与に任命されたのかとお訊きした。 杉田氏・・・維新の会にいる小野次郎氏、あの方も官邸体制にいて講演を聴いたことがあります。 「拉致被害者を返してもらったのは飴をいっぱい用意していたから帰ってこれた。今やっていることは鞭・鞭・鞭・鞭しかやっていない。これでは拉致問題は解決できない。 もっと北朝鮮が喜ぶことをやらなくては被害者は帰ってこない、これが拉致問題です」、って。 三宅・・・真意はわからないが、北朝鮮の思いを代弁していることになる。 昭和59年に失踪した山本美保さんという特定失踪者、まず間違いなく北朝鮮に拉致されたであろう方のご家族、或は支援・救援に従事している方も「絶対に北朝鮮で生きている。」と、 私もそう思っている。 ところが昭和59年の山本美保さん失踪して二週間後に山形県遊佐町の海岸に打ち上げられた遺体とDNAが一致したということを山形県警は20年後の平成16年に発表した。 どうも眉唾もので打ち上げられたご遺体はどんな事件に巻き込まれたのかよくわからないが、彼女が身に着けていた肌着・衣服が絶対に山本美保さんのものではないとご家族も言われた。 服の洗濯もお母さんがされてきて、身体のサイズも全然違う。 山本美保さんはぽっちゃり型で、打ち上げられたご遺体はほっそり型、ブラジャーも打ち上げられたご遺体は79cmのAサイズ、 山本美保さんは80いくつのBまたはCカップ、79のAカップなど付けるはずはない。 そう言うと、警察は「何とか付けようとしたら付けられないことはない。」と解党した。あまりにも話が胡散臭すぎる。 ひょっとしたらその時、甲府で高まる救出活動に対して冷や水をかける目的でそんなことをされたのかと。 杉田氏・・・何でもありですね。何を信じて生きて行けばいいのか。怖いしいつ自分や家族がと思うと。拉致問題は自分に置き換えて考えれば行動が変わってくる。 三宅・・・小野次郎さんが講演で「今は鞭・鞭・鞭」と言われたという話だがとんでもない。 我々から言わせると「飴・飴・飴」である。 一般的には政府は「対話と圧力」「行動対行動」と言っているが、ストックホルム合意ひとつとってもそう。 相手が「調査委員会」立ち上げただけで結果も出していないのに制裁の一部解除など「人・物・カネの動き」を緩めた。 結果的にストックホルム合意などとんでもない。日韓平壌宣言などとっくに破綻している。 向こうはミサイルもモラトリアムも核実験もしないというのが、核実験は今まで4回、ミサイルも10数回している。 約束を平気の平左で破っている。 日本政府はまだ日朝平壌宣言、どんなつもりでか平壌宣言に依拠して対策をたてようとしている。 杉田氏・・・私たちあの時集会を開いて拉致された人が帰ってきてはじめて解除でしょ!ってだいぶ言いましたよね。 三宅・・・その時に解除を緩めた「人・物・カネ」、これが1月の核実験、或はミサイルの部品等に使用されているかもしれない。 してみると、ストックホルム合意を結んだ責任者を明確にしてその責任をとらせなければならない。 杉田氏・・・責任を明確にしてとらせるということが一番できないのが外務省ですから。 三宅・・・先程、朝鮮総連の本部建物の競売のことを述べたが、六百数十億円といろいろ言ったが、 信用組合朝銀が破綻した事に対して日本政府は一兆四千億円の公的資金の投入をして、信用組合朝銀を助けた。 この行為は「テロ国家・テロ集団・テロ組織」に対して間接的に資金援助になりFATFというジュネーブに本部がある国際組織の判断では、信用組合朝銀はテロ国家・テロ組織に対して「一次協力者」となり、日本政府は「二次協力者」になりその行為は「二次協力行為」になる。 これが相当国際社会から強い批判を浴びてそれに対する締め付けが「安全保障関連法案・外国人登録法の廃止・マイナンバー制度」など一連のものである。 そういうテロ活動・組織犯罪及びマネーロンダリングを防止する為の一連の動きが、組織暴力団山口組の分裂にも大きく作用しているのかもしれない。 杉田氏・・・何をやるにしても遅すぎます。立場弱いでしょ。向こうは約束破り放題、日本が約束を護っていることを他の国は評価しているのか? なぜ日本は朝鮮半島に対して立場が弱いのか。 三宅・・・日本に対しヨーロッパも含めて強い嫉妬心を持っている部分が根底にある。 中韓をはじめとして国際的な金融危機の時に安全資産として日本の円が買われている。ドルから円、ユーロから円に切り替わったり、中国の元、韓国のウオンから考えると円は安全資産である。 これ程日本は経済的に安定している。日本は自覚していないが、技術的にも車など多くの分野で日本は世界一。 日本が困ることだったら「それ行け、やれ行け」と面白がってやる。 日本人は私も杉田水脈氏もみんな善意の人間、悪意の人間に対しても善意を信じて慰安婦問題でも何とか相手を説得し理解させようとする。 相手は悪意の人間である。悪意の人間に対して善意で対応しようとしてもできない。 悪意の人間に対してはこちらも覚悟すること。善意で対応しょうとするからすれ違いになり結果がでない。 杉田氏・・・議論にならない。根底からすれ違っている。悪意で来る人って海外だけでなく日本にもいる。 日本を貶めたい人がいるから拉致問題や慰安婦問題もなかなか進まない。 三宅・・・事実を示して説得しようとしても相手は悪意で動いており、悪意の人間が目指そうとする結果及び社会と我々が護ろうとする結果と社会は全く違う。 これらの人々と我々との間は最終的に闘いしかない。 闘いだからとことんいくしかないのに、日本人は話し合いでいくというのでやられ放題になる。 杉田氏・・・三宅先生は男らしい、国会でビシバシなさるので日本中の人が三宅先生を怖いと言う。 三宅・・・誤解されているのではないかと思う。 こういう時は反省することもある。表現の方法とかしゃべり方とか、人に恐怖感を与えるのはあまりいいことではないので、やさしい言い方が良い。中山恭子先生のような。 杉田氏・・・私もそう思うのですが、中山先生のお傍にいる間に学びたいと。 三宅・・・中山恭子先生の主張というのは我々からすると青ざめるようなことを柔らかくおっしゃる。 おっしゃっている内容は本当に厳しいものがある。 菅直人さんが首相の時に中山恭子さんが質問で「総理は政治のシステムをあまり理解されていないと思うのですが」と。 我々は腹を抱えて笑ってしまった。「あなたは政治の意味もわからないのですか」と言っているのだ。 杉田氏・・・奥様や超イケメンの息子さんに大阪でお会いするのですが、奥様は中山恭子先生の雰囲気と似ている、穏やかで上品な方と思いました。 三宅・・・あらら、家では怖いのですが。ありがとうございます。行動があまりに過激で家族にとっては迷惑な父親でしょう。 杉田氏・・・息子さんはお父さん譲りのイケメンで、周りの人が政治の世界に、という声もあるのではないでしょうか。 三宅・・・そういうことはないことはないが、今のところ本人も考えていない。 政治の世界はいろいろ必要な部分があるが、純粋な動機、尚且つそれに知識とか経験とが必要になってくる。 純粋な動機を政治家が持っていることが大切な部分。 杉田氏・・・三宅先生は国会議員になられるまでにかなり積み上げたものがあり、拉致問題では全国を歩かれ、 拉致被害者のご家族にもお会いされて拉致現場なども全部見られて全国で三宅先生のことをご存知ですし。 三宅・・・特定失踪者被害者のご家族から期待も頂き、励まされたりするのでよけいにやらなくてはと思うが、 冒頭に申し上げたように拉致問題の解決の重要性は大きく、しかも構図として拉致問題ほど簡単な事件はない。 犯人は北朝鮮という国家であることがわかっており、その手先であり実行部隊は朝鮮総連や、その指令を受けた連中である。 また拉致被害者は北朝鮮の招待所というところに集団で住んでいる。 この簡単な問題を解決できない政府が、その他の「国防」「経済」「外交」「教育」の問題を解決できるはずがない。 だから拉致問題を解決できる国家に変貌するというのは他のすべての問題が解決できることになる。だから大切である。 杉田氏・・・他の国は日本に嫉妬しているということだけど、唯一、他の国だったら拉致されたら軍隊を使ってでも取り返しに行く、それが国家でしょう? 国家は国民の命・財産・領土を護る。他の国と比べて劣っているのはそこだろうと思う。犯人も分かっているしなぜ救いに行けないのか? 三宅・・・これが一番肝心なこと、これが戦後構造であり戦後日本の姿がそれである。 拉致事件も構造的な問題であり、国の姿の歪み、戦後政治の闇の部分から出た象徴的な事件である。 だから拉致事件を如何に解決するかが、国の姿を戦後構造という歪なものから正すことに直結する問題である。 杉田氏・・・三宅先生はずっと一貫して訴えていらっしゃる。そこが男らしさではないかと思う。議員になられる前も支えてこられたご家族、奥様、素晴らしい。 三宅・・・特定失踪者問題調査会の仕事をやっているが、代表の荒木和博さんの姿勢には頭が下がる、私財を投じて自腹をきってすごいことをやっている。 彼の姿を見るともっと協力しないと、もっと動かなければならないと刺激を与えられる。 一緒に大きな目標の解決、またそれを通じて日本の戦後構造の解決という大きな問題、そして最終的に国の姿を正していきたい。 政治家の誰に責任があるという問題ではない。拉致の特別委員会でも拉致の担当大臣など個人的に責める気持ちはない。 構造的な問題なので、国民等しくみんなでこの問題を考えて良くしていかなければならないと思う。 杉田氏・・・本当にそうだと思う。拉致問題は三宅先生も中山恭子先生も荒木さんもそうだし、懸命に取り組んでいらっしゃる。 三宅・・・西村眞悟氏も。 杉田氏・・・もちろん西村眞悟先生もそうです。拉致は家族の絆の問題、家族を奪われた人に家族を取り戻す問題だと思う。 あっというまに30分が過ぎてしまいました。いつもの1,5倍速くらいで内容も1,5倍。 今日はありがとうございました。 三宅・・・いえいえ、こういう場を提供して頂きまして本当にありがとうございました。 (以上) 杉田水脈前衆議院議員、ありがとうございました、
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